振り返りから学べる人、学べない人。(4年1組)
授業の最後に行う「振り返り(わいともや)」を子供たちは、有効活用できているでしょうか。振り返りは、過去を振り返るだけが目的ではありません。過去を振り返り、未来に生かそうとすることが大切です。例えば、体育のティーボールでは、「楽しかった。」、「おもしろかった。」だけでは、振り返りにはなりません。なぜ、楽しかったのか、おもしろかったのかを振り返り、次の体育でもっと楽しく、おもしろくするためには、どうすればよいのかを考えるのです。算数では、「難しかった。」、「○○さんの考えが分かりやすかった。」だけでなく、具体的にどこが難しかったのか、○○さんの考え方は、なぜ、分かりやすかったのかを考えます。そうすることで、次は、「前に習ったことをもう一度復習してみよう。」、「ぼくも○○さんの説明の仕方をまねしてみよう。」と、過去から未来を想像できるようになるはずです。振り返りの時間が取れないこともありますが、子供たちには、ぜひ、振り返りを有効活用してほしいなと願います。